両手いっぱいのマーガレット(中篇)

 織姫ちゃんを象徴する花が、ウルたんにとって何故マーガレットなのかっていうのは、もしかしたらちょっと疑問かもしれませんww
 まあ、多くの人にとってはマーガレットって、どこにでも咲いてるような平凡な花ってイメージなだけに……わたしもどっちかっていうと、織姫はマーガレットっていうより雛菊(デイジー)のイメージだったので、最初はウルたんにデイジーの花を織姫の耳にかけてもらおうと思ってたんです(^^;)
 んでも、デイジーの花言葉が『純潔』、『無邪気』、『お人好し』、『無意識』、『幸福』、『明朗』、『希望』、『平和』というものだったので(でもイメージとして確かに織姫にあってはいるんですよね^^)、話の都合上マーガレットに変えることにしたんですよ

 ↓マーガレットとどう違うんだと言われそうな、白いデイジーの花。でも一口にデイジーって言っても色々な品種があるんですよね(^^;)

トーホクシャスターデージーの種【10P25Sep09】
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コメント 丈夫な品種で寒さにとても強く、作りやすい品種です。高温と乾燥にはやや弱いところがあります。


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 ↓こちらはブルーデイジー。基本的にわたし、ブルー系の花に目がありませんww

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まれに見る美しい色合いの花。一輪だけでも絵になる一品です!  送料区分:A2(送料表はこちら)■ 形


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 ↓話の中には出てこないけれど、こちらもマーガレットやデイジーによく似たクリサンセマム。マーガレットよりも少し小ぶりな感じのするところがちょっと違うかな、と思います♪(^^)

花たね クリサンセマム レウカンセマム 1袋 (0.1g)
国華園
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 マーガレットの花言葉は、『恋占い』、『心に秘めた愛』、『真実の愛』、『誠実な心』などで、特に一般的に知られてるのが『恋占い』かな~と思ったので、ウルたんがマーガレットの花で「(井上織姫が俺を☆)好き・嫌い・好き・嫌い……好き(//_//)」なんてやってればいいな~と思ったのです(笑)
 あとわたし、本当にブルー系の花に目がなくてですね、赤いサルヴィアの花とか見ても「なんだ、サルヴィアか~☆」って思っちゃうんですけど、これがただブルーサルヴィアっていうことになっただけで、「綺麗~♪うっとり」ってなっちゃうんですよね(^^;)

 ↓サルヴィアの花言葉は、『燃える思い』、『わたしの心は燃えている』、『恋情』、『尊敬』、『家族愛』など。たぶん一般的にサルヴィアって聞いてすぐに思い浮かべるのは、赤い花のほうだからだと思うんですけどね(^^;)ブルーサルヴィアはちょっと見、ラベンダーにもよく似てます。ちなみに、サルビアの名前はラテン語の「サルベオ(治癒する)」という言葉に由来するのだそうです♪(^^)

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ナナディープブルーはくっきりとしたブルーの色合いで見る者を魅了します。まとめて植えるととっても幻想的


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 ↓ハーブの女王、ラベンダー♪花言葉は『あなたを待っています』、『期待』、『承認』、『沈黙』、『わたしに答えてください』など(^^)

ラベンダー「レディ」のタネLavandula angustifolia
Flower&Green GARDENさかもと
開花の早い早生品種で、春まきで年内開花することもあります。分枝が多く小ぶりの花穂を数多く出し、こんも


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 ↓ちょうど今ごろ、花屋さんでよく見かけるリンドウ♪花言葉は『悲しむあなたを愛する』、『正義感』、『誠実』などです(^^)



 それでは、花の小話(?)は、さらに後篇のほうで続けたいと思います♪
 ではまた~!!(^^)/



       両手いっぱいのマーガレット(中篇)

「――ようこそ、我らの城、ラス・ノーチェスへ」
 そう言って藍染惣右介という人があたしのことを迎えた時も、あたしの体は小刻みに震えていた。
 体中の力を吸い出されるような、体中が総毛立つような、ゾクリとする感触……あたしは自分の体をぎゅっと抱きしめるみたいにして、藍染という男――ううん、藍染様から注がれる視線に耐えていた。
「早速で悪いが織姫、君の力を見せてくれるかい?グリムジョーの左腕を治してやってくれ」
 あたしは彼に言われるがまま、左腕のないグリムジョーという男の人のところまでいって、彼の腕を治すことにした。ルピっていう名前の破面の男の子が、「そんなこと、出来るわけがない!!」と言ってわめいている。
「……双天帰盾。わたしは、拒絶する」
 本来なら、この人たちは敵だと、そうは思う。でももしあたし自身に片方しか腕がなかったとしたら、どんな気持ちになるか――そんなふうに想像すると、今自分が正しいことをしているのか、それとも間違ったことをしているのかが、あたしにはよくわからなくなってしまっていた。
「な……なんだよ、これ!?回復とか、そんなレベルの話じゃないぞ。一体何をしたっていうんだ、この女!?」
 それまで文句を言っていたルピという男の子だけじゃなく、何より左腕が元に戻ったグリムジョーという人自身が――何よりもそのことに対して驚いているみたいだった。
「解らないかい?ウルキオラはこれを「時間回帰」、もしくは「空間回帰」と見たんだよ」
 はい、とウルキオラさんが藍染様に向かって返事をするのを見て、あたしは自然と、彼のほうに視線を送っていた。
 強い霊圧同士がぶつかりあうこの場所は、なんだか呼吸をするのも苦しくて――あたしはすっかり脅えきってしまっていた。それで、救いを求めるみたいに、ウルキオラさんのことを見てしまったけれど、彼はすぐに無価値な者でも見るような目をして、あたしから視線を逸らしてしまっていた。
「馬鹿な……!!人間がそんな高度な力を持っているわけがないだろ!?」
「その通りだ。どちらも違う」藍染様は、なおも納得しない様子のルピくんに対して、なだめるような口調で言葉を続ける。「これは事象の拒絶だよ。彼女の能力は、対象に起こったあらゆる事象を限定し・拒絶し・否定する。何事も起こる前の状態に帰すことのできる能力だ。それは「時間回帰」よりも「空間回帰」よりも更に上、神の定めた事象の地平を易々と踏み越える、神の領域を侵す能力だよ」
 ――そのあとあたしは、グリムジョーさんという人に命じられるがまま、彼の背中の傷も治してしまった。
 でもまさか彼が回復したばかりの左腕で、あんなことをするだなんて……本当に、思ってもみなかったの。
「グ、グリムジョー、てめえっ……!!」
 グリムジョーはルピくんの心臓のあたりを左手で貫くと、彼の上半身を虚閃で吹き飛ばしていた。
「ははははは!!戻ったぜ、力が!!俺がセスタだ!!セスタ・エスパーダ、グリムジョーだ!!!」
 まるでそれは、獣が咆哮する時にも似たような笑い声で――あたしは恐ろしさのあまり、また体が小刻みに震えはじめていた。そんなあたしの様子に気づいたのかどうか、ウルキオラさんがあたしのいるほうへ、静かに近づいてくる。
「もう、おまえは下がっていいそうだ。俺のあとについてこい……部屋まで案内してやる」
 見ると、藍染様が顎をしゃくって、ウルキオラさんにそうした指示を送っていたらしいことが、あたしにもわかった。
 自分でも不思議だったけれど、玉座の間を出てウルキオラさんとふたりきりになると――あたしはほっと安堵するあまり、彼の服の裾に無意識のうちにしがみついてしまっていた。
「あ、あの……あたし………」
「なんだ?まさかとは思うが、ルピが死んだのは自分がグリムジョーの傷を治したせいだとか、くだらぬ戯言ならば聞く気はないぞ」
「……そう、ですよね………」
 カツ、とウルキオラさんが一歩廊下を歩きだすと同時、自然とあたしの手は彼から離れていた。
 ウルキオラさんはあたしの三歩くらい前を歩いていて、あたしは慌てるように彼の後についていくことしか出来ない。
「ここがおまえの部屋だ。バスルームやトイレなど、必要なものはすべて揃っているはずだ。食事は日に何度か運んでやるから、少なくとも飢え死にすることはあるまい」
「はい……」
 そこは白で統一された、囚人の部屋にしては、それほど狭くもないこざっぱりとした殺風景な部屋だった。
 鉄格子の嵌まった窓からは、金色の月の放つ光が流れこんできている……人間の世界とは月の周期が違うのかどうか、それは逆三日月のような形をしていた。
「またあとで様子を見にくるが――それまでここで、大人しくしてろ」
 こくり、とあたしが頷くと、その拍子にマーガレットの花が耳元からぽとりと落ちた。
 すると、あたしが腰を屈めてそれを拾い上げるよりも早く、ウルキオラさんがまた、あたしの耳にもう一度マーガレットの花をかけてくれたのだった。
「そんな顔をするな。この部屋には鍵をかけて俺は出ていくが――それは、おまえが逃げるのを防止するための措置じゃない。破面のうちの誰かが、好奇心か何かでおまえをどうにかしようとするかもしれないのでな、鍵をかけていくのはむしろ、おまえ自身を守るためだと思え」
「えっと、どうにかって……」
 あたしがそれ以上聞こうとする言葉を無視するように、ウルキオラさんは出ていった。
 ドアの外では、錠のかかるガチャリ、という硬質の音が響いている……そしてそのあとで、カツカツという、ウルキオラさん自身の靴の音。
 あたしはすっかり力が抜けてしまったみたいに、カーペットの上にぺたりと座りこんでいた。
 とりあえず、一番怖れていた場面はくぐり抜けたような気がするものの――自分のこの判断が本当に正しいものだったのかどうか、あたしはクッションを膝の上に抱きかかえながら、そのあとずっと泣きたい気持ちを堪えるようにして、考え続けていたのだった。

       
 ――その後、数日が過ぎてみると、ウェコムンドでの生活が意外に規則正しいものであることが、あたしにはわかってきた。
 まず食事は、朝・昼・夜の三食に、十時のおやつと三時のおやつ、それに夜食がついてくる(だから計六食☆)。
 他に、破面たちがソウルソサエティや死神、また人間の世界のことなどを学ぶために、ラス・ノーチェスにはとても大きな図書館があって――ウルキオラさんかワイゼンベルクさんに頼めば、暇潰しのための本を持ってきてもらうことも出来た(あ、ちなみにワイゼンベルクさんというのは、あたしの食事の給仕をしたり、その他身の回りの面倒をみてくれるホロウ☆さんのことなんです^^)。
 それと、手芸用品やはぎれ布なんかをもらって、パッチワークをしたり編み物をしたり……そんなこんなで、囚人としての暮らしもそう悪くはないものだった。
 何よりも、あたしにとって一日のうちで一番楽しみなのは、食事の時間とウルキオラさんがやって来てくれる時間で、ウルキオラさんは毎日、「何か食べたいものはないか?」とか「欲しいものはないか?」とか――細かいことまで色々聞いてくれて、あたしが退屈しないように気を遣ってくれるの。
 もっとも、あらためて「そんなに気を遣わないでください」なんて言ったりすると、「馬鹿をいうな。俺が一体いつ貴様如きに気など遣った?」とかなんとかブツブツ☆言われてしまうので(そして機嫌を損ねたみたいに、ふいっ☆と部屋から出ていっちゃうので)、あたしは今ではただ、ウルキオラさんの善意に甘えてばかりいるような状態だった。
 それから、あたしの部屋は花で溢れ返っていて――毎日、必ずといってもいいくらいウルキオラさんが「女、この花は一体なんだ?」と聞いてきたりするの。たとえばね、こんな感じ。

   ~1日目~   
  
 ウルキオラさん:「女、この花は一体なんていうんだ?」

 あたし:「フリージアっていうんですよ、ウルキオラさん。花言葉は、『純潔』とか『無邪気』です!」

 ウルキオラさん:「そうか。まるでおまえのようだな」

   ~2日目~

 ウルキオラさん:「女、この花は一体なんていうんだ?」

 あたし:「カランコエですか?花言葉は、『あなたを守る』です」

 ウルキオラさん:「そうか、おまえのことは俺が守ってやろう。何分、それが今の俺の仕事なんでな」

   ~3日目~

 ウルキオラさん:「女、このいい匂いのする花は一体なんだ?」

 あたし:「くちなしっていうんですよ、ウルキオラさん♪花言葉は『わたしはあまりにも幸せ』です」

 ウルキオラ:「それでおまえは……幸せなのか?」

 あたし:「ええ、もちろん!!」

 ウルキオラさん:「そうか。ならばいい」

   ~4日目~

 ウルキオラさん:「女、この花は一体なんていうんだ?」

 あたし:「サフィ二アですね。サフィ二アは、ペチュニアの改良品種なんですけど――花言葉は、『あなたといると心が安らぐ』です♪」

 ウルキオラさん:「そうか。俺もおまえといると……いや、なんでもない」

   ~5日目~

 ウルキオラさん:「女、この花は一体なんていうんだ?」

 あたし:「胡蝶蘭ですか?ちなみに花言葉は『あなたを愛します』です!」

 ウルキオラさん:「いや、俺は誰のことも愛してなぞいないのだがな」

 あたし:「やだもう~、ウルキオラさんったら!!真面目な顔してそんなこと言わなくても、わかってますってば!!」

 ウルキオラさん:「……………」

   ~6日目~

 ウルキオラさん:「女、この花は一体なんていうんだ?」

 あたし:「ブーゲンビリアですね。ちなみに花言葉は『あなたしか見えない』です♪」

 ウルキオラさん:「そうか。俺もおまえしか……いや、なんでもない」

   ~7日目~

 ウルキオラさん:「女、この花は一体なんていうんだ?」

 あたし:「リンドウですか?リンドウの花言葉は確か……『悲しんでいるあなたを愛する』だったと思います」

 ウルキオラさん:「そうか」


 ――この時もたぶん、あたしがウルキオラさんのことを呼びとめなかったとしたら、彼はいつものとおり、そのまま部屋を出ていってしまっていたと思う。
 でもあたしはもう……こんなことをずっと続けていたくなかった。だから、ワイゼンベルクさんが食事のたびに持ってきてくれる花のひとつを手にとると、それを彼に手渡すことにしたのだった。
「ウルキオラさん、これが今のあたしの気持ちです。よかったら、受けとってくださいね」
「ラベンダーか。この花の花言葉は確か……」
 ウルキオラさんはそこまで呟くと、またくるりと踵を返して、そのまま黙って部屋を出ていってしまった。
 外から鍵をかけると、カツカツという規則正しい靴の音だけを最後に残して……。


 ラベンダーの花言葉は、『あなたを待っています』とか『期待』、『清潔』、『優美』といったもの。
 だから、もしそのあたしの気持ちが通じるなら――通じてくれたらとても嬉しいって、この時あたしは思っていた。
 部屋の片隅には、ウルキオラさんが持ってきてくれた、青い紫陽花の花がある。きっと彼は何も知らずに、気づかずに、きのうあたしにその花のことを聞いたのだとは思う。いつものように、「女、この花の花言葉は一体なんていうんだ?」と。
「えっとね、紫陽花の花言葉は『移り気』っていうの。たぶん色が変わるからなんだと思うけど……こんなに綺麗なのに、似合わない花言葉だよね。あたしだったら、もっと別の花言葉をつけるのにって、いつもそう思っちゃう」
「そうか。もしおまえなら――どういう花言葉をつけるんだ?」
「えっと……」あたしはウルキオラさんと一緒に、青い紫陽花の花を覗きこみながら、ちょっとの間考えた。そして言った。「『天使の見た夢』なんて、どうかな?」
 照れくさいあまり、あたしは顔を少し赤くして、自分の髪の毛をかいていた。でもウルキオラさんはいつものとおりの真面目かつ、真剣な顔つきのままだった。
「『天使の見た夢』か。『移り気』よりもずっといい花言葉だな」
 彼はそれだけ言い残して、またあたしの部屋から去っていってしまったけれど――その時にあたしは、はっきりと自分の気持ちに気づいてしまった。
 あたしが今好きなのは、黒崎くんじゃなくて……ウルキオラ・シファーっていう、破面の男の人なんだっていうことに。


 なんて浮気な、馬鹿な娘だろうって、最初は自己嫌悪にも陥った。
 どうして黒崎くんじゃなくて、ウルキオラさんなんだろうって何度も繰り返し考えもした。
 毎日、まともに会話できるのが今はウルキオラさんしかいないから?彼が毎日花を持ってきてくれたり、美味しいものを食べさせてくれたり、不器用に色々気を遣ってくれるから?――そう、確かにその全部が自分の心に何かを働きかけていることは否定しない。
 でも、それだけではなくて……リンドウの花言葉が、『悲しんでいるあなたを愛する』と聞いた時の、ウルキオラさんの横顔が、あたしは忘れることが出来なかった。  
 本当は寂しいのに、孤独なのに、そのことに気づいてしまったら、あのガルガンタを包む闇にも似た、暗闇に魂を喰らわれてしまいそうになるから――ウルキオラさんはきっと、その心を蝕むブラックホールにすべてを封じこめてしまっているような、そんな気がして……。
 あたしもずっとひとりぼっちで寂しかったから、彼の気持ちがわかる、なんて思うのは、少し傲慢だったとしても――それでも<ゼロ>という状態から動きさえしなければ、大きな喜びを感じることはないにしても、逆に悲しいとかつらいとか苦しいっていう気持ちに絶望したり失望したりすることもない……その部分はなんとなくわかるような気がしたの。
 もっともウルキオラさんの場合は、心の中心に動かしがたい<虚無>というものがあって、喜びも悲しみも苦しみという感情もみんなすべて、最後にはそこへ帰ってゆくのだから、そこから動くこと自体が最初から無意味であるように感じられているのかもしれない。
(――でもそれって、本当に生きてるっていえるの?)
 破面のウルキオラさんに、そんなことを言っても仕方がないのはあたしもわかってるつもり。
 でももし、あたしが絶対に裏切ることも離れていくこともないって、そのことをわかってもらえたら――あたしは、ウルキオラさんになら、傷つけられてもいいって思った。気持ちを踏みつけにされて、ぐちゃぐちゃにされても、それでも「好き」って伝えられたら……もし、彼があたしの想う気持ちの十分の一でも振り向いてくれる気持ちさえあったら、あたしはもう、どうなってしまってもいいのに……。
「えへっ☆なんだか感傷的になっちゃった」
 あたしは、部屋中を埋める鉢植えや花瓶に水や肥料などを与えると、ソファに座りこんでクッションを胸に抱いた。
 そして、テーブルの上の薔薇の甘い香りに酔い痴れながら、ウルキオラさんのことをまた考えてしまう……彼のことばかり考えていると、いつも時間の流れるのがとても速かった。
 ああ見えて意外にウルキオラさんは鋭いから――答えがノーなら、あたしの気持ちにまったく気づかない振りをして、今までどおり接してくれるだろう。でももし応えてくれるつもりがあるなら、あたしは向日葵の花かデイジーの花をウルキオラさんにあげたいと思っていた。そう……向日葵の花言葉は「あなただけを見つめています」、そしてデイジーの花言葉は「わたしも同じ気持ちです」というものだったから。



 >>続く……。




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